ウィーンの建築と美術
ウィーンはバロック美術の町であるだけでなく、保守派に対抗してアール・ヌーヴォーと呼ばれる世紀末芸術を咲き誇らせた、ゼセッション(分離派)の拠点でもあります。
ゼセッションの影響は色濃く残り、町なかのオフィスやアパート、喫茶店、駅舎として現在でも使用されている建築がたくさんあります。
この芸術運動の流れを汲む現代画家たちも多く、ウィーン幻想派と称されるハウスナーやフンデルトヴァッサー、エルンスト・ブックスなどの作品は、ゼセッションの影響をぬきにしては語れません。
スポーツやレジャーを中心とするのではなく、おもに芸術鑑賞のよろこびを目的にした休暇を過ごす。
このような意味で、ウィーンは現代のアーバン(都市の)リゾートとして、世界でも最高の条件をそなえていると言えるでしょう。