水田
能登半島や山形県の日本海沿岸、長野県などへ旅行したとき、中山間地の棚田をよく見かけました。
山の斜面につくられた小さな棚田は水をたたえ、稲の苗が美しいみどりの縞模様をなして山裾までひろがっています。
日本の各地にみられるこういう水田は、千枚田とよばれているように小さく区切られて、水は上の田から下の田へ少しずつ落ちて満たされて、"月は田毎にうつれども・・・"と小唄の文句にあるように情趣のある風情です。
私たち日本人の遠い祖先から二千年の長きにわたって営々とつくられ守られてきた棚田は、真中に長く高く横たわる火山帯をもつ我が国で洪水や山崩れを防ぎ、人々を飢えから守ってきました。